| 四季報データ:【株主】中西良祐 71.9%(約438万株) |
シケモクハンターきくちゃんです。
三部作の最終章は、資本主義の最も冷徹で、最も図々しい裏リアル「上場社長の出口戦略(エグジット)」について暴露します。
第2部で見た通り、BE社は営業CFマイナス25億の火の車。しかし、株の約7割をガッチリと握りしめている中西社長の個人資産は、業績が良かろうが破綻しようが、すでに「勝ち確」のゲーム盤の上にあります。
なぜなら、上場企業の社長というのは、株価が上がっても下がっても儲かる「往復ビンタの錬金術」が使えるからです。
10万円で売り、2万円で買い戻すゲーム
中身(祖業の居住用Wi-Fi)は1万円くらいの価値しかない福袋に、「民泊バブル!利益率22%!」というキラキラの飾りをつけると、市場のイナゴ投資家たちが「将来100万円になるぞ!」と群がります。
- 第1幕(上場・バブル期):社長は、その福袋の権利(株)を市場の投資家に10万円で高く売りつけます。これで社長の口座には、数億〜数十億円の「生の現金」が入ります。さらに、最新の四季報にある【初配当(利回り1.62%)】の文字。営業CFが火の車なのに配当を出すのは、株の7割を持つ社長自身が、配当金という形で一番効率よく現金を個人の財布へ回収するためです。
- 第2幕(バブル崩壊期):利上げや観光客減少で民泊バブルが弾け、業績がガクンと落ちます。投資家が絶望し、福袋の価値は2万円まで大暴落します。
- 第3幕(上場廃止・MBO):そこで社長が「じゃあ、いらないなら俺が2万円で引き取ってあげるよ」と言って、市場から格安で株を買い占めて上場廃止(MBO)にします。
ゲーム終了後、社長の手元には、10万円で売って2万円で買い戻した差額の【8万円の現金】が丸々残ります。
しかも、手元には「バブルの飾りは取れたけど、元々の手堅い中身(祖業)」が100%私物としてちゃんと戻ってきているのです。自分のオーナーという立場を1ミリも失わずに、市場から数十億円をぶち抜く。これが上場錬金術です。
成長なきグロース株の末路、そしてきくちゃんの選択
東証グロース市場は、冷酷にも「常に右肩上がりの成長」を求め続けます。バブルが切れ、地味な一般マンション用Wi-Fiの祖業に戻れば、成長を維持できるわけがありません。
だからこそ、このゲームの結末は最初から決まっています。
- バブルの絶頂期に、ストック契約をパッケージにして大手に高値で会社ごと売り抜ける(M&A) → 代表例:ZOZOの前澤社長スキーム(スケールは全然違いますが)
- バブルが弾けて暴落したところを、社長自ら安値で買い戻して非上場化する(上場廃止・MBO) → 代表例:「すかいらーく」を創業した横川四兄弟(創業家)
カジノの必勝法はルーレットを回すことではなく、「カジノの胴元になること」。中西社長はまさにその胴元です。大損するのは、高値で株を掴まされた一般の投資家や、夜逃げした民泊オーナーだけ。
……って、この財務諸表を見たとき、一瞬だけ口座の現金を握りしめて「今ならまだ市場が気付いてないっぽいし仕込んで次の決算で上がったところで波乗りで利確狙えるんじゃね?」と買い注文を入れそうになった私。
危ない危ない!
相手は営業CFマイナス25億のイケイケギャル、そして裏にいるのはすべてを計算済みの冷徹な仕掛け人です。
私の野生のシケモクレーダー告げている「これはお前の戦う場所じゃない」と。
分離発注と下手くそ素人DIY、軽自動車を愛する田舎暮らしのシケモクハンターきくちゃんは、やっぱり現金を握りしめて……
『イケイケギャルに弄ばれた投資家が自滅して、返済資金が回らなくて売りに出た、あのゼロブロ物件を吐き出す瞬間』
を、軽自動車の中でじっと待つわ!
デスゲームには参加しないのよ!
天下取りの夢を賭けてグロース武将たちが差し違えた戦いの後、
誰もいなくなった戦場にお経を唱えながら現れて、静かに亡骸(シケモク)を拾い上げる。
そんな「戦場の僧侶(阿弥衆)」みたいな立ち位置よ。
それがシケモク・バリュー道!!
南無阿弥陀仏!!
ウホホッ!



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