シケモクハンターきくちゃんです。
連載第2部は、いよいよ本丸。BE社の「光と影」がクッキリと分かれた、脳汁が吹き出るような財務諸表を解剖していきましょう。
四季報のデータを交えた最新の財務諸表がこちらです。
ブロードエンタープライズの財務データをチェック!
| 項目 | 数値 |
| 自己資本比率 | 15% |
| 利益剰余金 | 10億円 |
| 有利子負債 | 61億円 |
| 営業キャッシュフロー | ▲25億円(大赤字) |
| 現金同等物 | 9億円 |
| 営業利益率 | 22%(化け物級) |
| PEGレシオ | 0.46倍(化け物級) |
| PBR | 4.93 |
目が、目がぁ〜!!!(ムスタ大佐風に・笑)
光と影のコントラストが強すぎて、眩暈がしそうです。
🔴 光:営業利益率22%・PEGレシオ0.46倍
バケモノ級に優秀です。 株式市場の短期トレード勢が群がる、大好物の数字ですね。今まさに「ゼロブロ」のスキームで集まった高金利の果実が、利益を爆発させている瞬間を綺麗に捉えています。
🔵 影:自己資本比率15%・営業CF ▲25億円・有利子負債61億円
一方、ここが最高にきな臭い。売上が増えれば増えるほど、なぜか手元の現金(営業CF)がマイナス25億という大赤字になっていく。
「第1部で『一瞬で一括回収してる』って言ってたじゃん!なんで借金まみれで現金がないの?」って思いますよね。実は、提携金融機関が債権を正式に買い取ってくれるのは「工事が完全に終わって、民泊が稼働してから」です。
つまり、民泊バブルで工事の受注が増えれば増えるほど、着工から完了までの「数ヶ月間の立て替え金」が爆発的に膨らみ、それを全部、自社の信用を使った借金(有利子負債61億)でカバーしている状態なんです。
言うなれば、
「プロのキャバクラ嬢が、プライベートで自転車操業のキャッシングで得た金で派手なドレスとメイクを買い、髪をセットし、お客さんの前では目も眩むような艶やかな姿でターゲットの客さんに夢を見せて、最終的に何倍もの金を引っ張る(借金させて返済させる)」
みたいな、光と影が混在するこの危うさ!
これが見事に表現された財務諸表。
くぅーーーー!!!ゾクゾクするぜ!
四季報の文字から透ける「必死の台所事情」
そして、最新の四季報には、このイケギャルの化けの皮が剥がれかけている生々しい専門用語が並んでいます。
四季報って本当にすごい。
「債権流動化に伴う売却損」「一部回収困難」「貸倒引当費用こなし増益」
これ、翻訳するとこういうことです。
バブルの勢いで誰にでもスコップ(リフォーム)を売りすぎたせいで、オーナーの質が落ちすぎて、実際に何件か夜逃げ(一部回収困難)が発生し始めています。そのため、裏で債権を売っている取引銀行から「こんなヤバい連中の債権、もっと手数料をくれないと買い取れないよ!」と足元を見られて買い叩かれている(売却損)。
「こりゃヤバい」と夜逃げ対策の損失用の貯金(貸倒引当費用)を大急ぎで大量に積み増し、それをなんとか「こなして」帳簿上の利益を保っているのが今の姿です。
当然、手元の現金は全然足りません。だから四季報にはこう続きます。
「山陰合同銀行中心に8億の融資枠」
なぜ大阪の会社が、はるばる島根の巨大地銀(総資産6兆円超)からお金を借りる枠を作っているのか?
メガバンクからはこの歪んだ財務を見て「これ以上は貸せない」と断られた可能性があります。一方、山陰の地銀は地元にお金を借りてくれる元気な企業が少なくてお金が余っている。そこで、高めの金利(おそらく2〜3%前後)を取って、BE社に「リボ枠」のような8億円の融資枠を提供したわけです。
地方の金余り銀行 ✕ 都会のバブル自転車操業。
そこまでして現金を引っ張ってこないと、今の立て替えが回らない必死の台所事情が透けて見えます。
3年以内に台湾有事や利上げが来て金融機関がハシゴを外したら、このセクシーなギャルは一瞬で夜逃げ(大暴落)するリスクがある。
そして残されるのはあなた、「不動産オーナー」with「10年固定10%金利」。
でも、このスキームの仕掛け人である社長は本当に困るのでしょうか?いいえ、最高のエグジット(出口戦略)が待っています。
最終章、第3部【結末編】「どのみち創業者(社長)は完全勝利。合法的な上場錬金術」で、そのカラクリのすべてをブチまけます!



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