【戸建て賃貸】「家庭菜園やりたい」の言葉に騙されない!入居者の「頑張ります」にヤキモキするのをやめた話

シケモク不動産

2号物件で動きがありました:珍しい共同生活の終わり

私の所有する「2号物件」で、ちょっとした動きがありました。

これまでは、会社を経営されている若いご夫婦が、ご主人の大学時代からのご友人と3人で住まわれていました。文字にしてみても、なかなか珍しい共同生活ですよね(笑)。

3人とも物件自体はとても気に入ってくださっていたのですが、6月の更新を機に退去されることになりました。

「更新料の免除」や、「本来は借主負担である庭の草刈りのサービス」、さらには「家庭菜園でとれた野菜のお裾分け」など、大家として色々と手を尽くしたのですが……残念ながら更新ならず!

思い返せば、最初は元気で愛想の良かった若い奥様が、2年目に入ったあたりからなんとなく元気がなくなっていくのが気になっていました。「ひょっとして、仕事もプライベートも同じ屋根の下という共同生活に疲れてしまったのかな……」と感じていたのですが、やはりその予感は当たっていたようです。

先輩のベテラン大家さんも「シェアハウスは長く住まないよ」と言っていましたが、本当にその通りですね。他人と同じ屋根の下で暮らすのは、想像以上にエネルギーを使うものです。可愛い奥様だったので、退去後の新生活ではぜひ心穏やかに幸せに暮らしてほしいな、と心から願っています。

ウチコミでの客付けで見えた「若い世代と庭」の課題

退去まで約1ヶ月。早速、次の入居者募集を開始します。

以前、私はウチコミというマッチングサイトを使って募集をしました。1号物件も2号物件も、このウチコミ経由で20〜30代の若い入居者様に決まった実績があります。ウチコミは若い世代の利用者が多いため、庭のない小さめのアパートなどを貸したい大家さんにはピッタリのプラットフォームだと思います。

ただ、戸建てを貸す上で、一つ大きな痛感した課題がありました。 それは、「若い入居者は、本当に草刈りをしない」ということです。

契約書の特約には、明確に「草刈りは借主の責任」と記載してあります。メールで催促をしても、「頑張ります!」「草取りしてみますね!」と愛想の良いお返事は返ってくるのですが、実際にはなかなか行動に移してもらえません。

私自身の印象としては、 「若い人はアパートにしか住んだことがないから、そもそも庭を管理する習慣がないのでは?」 「毎日飲みに行ったり仕事が忙しかったりで、家には寝に帰るだけの生活だから手が回らないのかな(子どもがいないと自由な分、逆にスケジュールが埋まりがちですし)」 と感じていたため、広めの庭がある戸建てを管理意識の薄い若い世代に貸すのはリスクがあるな……というのが正直な心境でした。

「若くなくても誰もやらない(笑)」大家のリアルな横のつながり

そんな悩みを、身近な大家さんたちに相談してみたところ、面白い(そして深い)現実が見えてきました。

メゾネットアパートの大家をしている親戚曰く、 「いや、若くなくてもみんな草刈りしないよ(笑)」 とのこと。

なるほど、世代の問題だけではなかったのですね!やっぱり「借り物」であって「自分の持ち物」ではない以上、そこまで庭のお手入れに気が回らないのは、賃貸における「あるある」のようです。

また、別の先輩大家さんからは、 「防草シートを敷いたらいいよ」 という具体的なアドバイスをもらいました。私の2号物件は庭が広くて草刈りが本当に大変なので、これは目から鱗でした。確かに、一部だけでも防草シートを敷き詰めてしまえば、根本的な負担を減らせます。

次の戦略:大家の精神衛生を守る「仕組み化」

先輩たちのリアルな知恵をヒントに、次回の客付けでは以下の「3大戦略」をとることに決めました。

  1. ターゲットの変更 地元の不動産屋さんに依頼し、庭の管理意識が比較的高い、常識ある大人の「高属性ファミリー層」を狙う。
  2. 防草シートの導入 庭の一部に防草シートを敷き、物理的に草が生える面積を減らす。
  3. 「草刈り外注費」の家賃内包化 契約内容に「年に2回、大家側で草刈り業者を入れます」と明記し、その費用をあらかじめ上乗せした家賃設定にする。

借主の「善意」や「頑張ります」という言葉をアテにするのは、もうやめます。

「入居する時は『家庭菜園がしたい』って言ってたのに、全然草刈りしないじゃない……口だけかぁ。自分でやらないなら業者に頼んでよ……」 とヤキモキしながら、日に日に荒れていく庭と、外壁に絡まりそうになる蔦を心配な気持ちで眺めるのは、もう真っ平ごめんです。

それに、「頑張ります!」「自分でやってみます!」というメッセージをもらってしまうと、大家側としても敷地に立ち入れなくなってしまい、余計にモヤモヤが募ります。

それなら、最初から防草シートで対策し、それでも生える分は家賃に外注費用を盛り込んでシステム化してしまう。貸す時点で「定期的に草刈り業者を入れるからね」と前もって宣言しておいた方が、大家としてもどれだけ気が楽か分かりません。

これなら借主の負担も減りますし、大家側としても最悪の事態から確実に物件を守ることができます。今回の退去をただの「痛手」で終わらせず、より持続可能で手堅い賃貸経営へのアップデートに繋げていきたいと思います!

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