シケモク投資家のきくちゃんです。
3軒目の賃貸物件購入へ。 2026年、そろそろ3軒目の賃貸物件を購入しようかな、と思い始めました。家賃収入もぼちぼち貯まってきたし、長男の進学塾も始まって「教育課金」の重さが身に染みる今日この頃。そんな現実的な理由もあって、「もっと稼がねば!」という気になっています。
私は、安い築古戸建てをキャッシュで買い、自分でDIYをしたり分離発注をしたりして貸し出す、のんびりスタイルの小規模大家です。ここ2年ほどは物件探しをしていなかったので、今回はそのリハビリです。
アットホームや不動産会社のホームページで見つけた物件の住所を頼りに、軽自動車で現地へ向かい、外観を見ながら相場観や地理を把握しています。
それにしても、同じ市や町の中でも、地形や道路、鉄道、都市計画によって多様な特色や事情が垣間見えて本当に面白いです。
例えば、江戸時代から続く城下町エリア。 道が狭くて入り組んでおり、まるで迷路のようです。道幅はおそらく2〜5メートルほど。狭い場所では、お互いに脇へそれて譲り合いながら運転しなければなりません。車がなかった江戸時代は人しか通らず、大通りでも馬や籠(かご)が通る程度の幅でした。車社会の現代において、当時の道幅のまま残る地域がものすごく狭く感じるのは当然です。私は運転があまり得意ではないので、こうした狭い道の住宅街は本当に苦手です。それでも、昔から住んでいる人たちは運転もお手のもので、上手に縦列駐車をしていて感心してしまいます。
次に、昭和後期に開発されたエリア。 城下町エリアに比べると道幅が広くなり、大体6メートルほど確保されています。この時代の住宅街の特徴は、「駐車場が1台分」の物件が多いことです。昭和中期から後期は高度経済経済成長期。マイホームやマイカーはサラリーマンの夢でした。「庭付き一戸建て」が流行し、ローンを組んで家を建て、車を1台買い、専業主婦の奥様が家で旦那様の帰りを待つ。買い物は近所のスーパーへママチャリや徒歩で出かけ、休日は旦那様が庭いじりを楽しむ……そんなストーリーに誰もが憧れた時代です。 そのため、家は道路側にぴったりと寄せて建てられ、玄関の隣に車1台分の車庫、そして家の一番日当たりのいい奥側に広い庭を配置する間取りが多く見られます。
そして、平成から令和に開発されたエリア。 前面道路の幅は9メートルほどへとグッと広くなります。その代わり、庭は極限まで小さくなり、駐車場は2台以上が基本です。この時代のキーワードは「共働き」「車社会」「庭いじりをする時間がない」です。 バブル崩壊後の「失われた30年」で生活が厳しくなる中、日本では共働きが当たり前になりました。夫婦それぞれが車に乗って仕事へ出かけ、二人で稼ぐスタイルです。そのため、のんびり家や庭を手入れする時間なんてありません。油断すると雑草が生い茂ってしまう庭はむしろ手間でしかなく、庭を最小限にして家を敷地の最奥に配置し、手前側はすべて並列の駐車スペースにする形が定着しました。車が多く停められる家ほど、中古で再販する際の人気も価格も上がるからです。
このように、時代背景によって家の形や配置はさまざまに変化していきます。不動産を見て回る楽しさは、まさにこうした「時代の空気」を文字通り肌で感じられるところにあるなと思います。


