来年からエアコンの省エネ基準引き上げに伴い、これまでの激安エントリーモデルが姿を消し、実質的な値上げになると話題ですね。 買い替えを検討している方も多いと思いますが、特に大家さんにとってエアコンは「安いのを買って取り付けて終わり」ではありません。
入居者さんが退去するたびにかかるのが「エアコンクリーニング費用」。 日頃から何百台ものエアコンを分解・洗浄しているプロのお掃除屋さんに「結局、どのエアコンが一番いいの?」と本音を聞いてみました。
1. 「お掃除機能なし」が最強な理由
「お掃除機能付き」は、内部の配線やメカが複雑すぎて解体が非常に大変です。 業者さんによっては、完全分解せずに簡易洗浄で済ませてしまったり、設置場所が壁ギリギリだと「作業不可」と断られることも。 何より、クリーニング代の相場が大きく違います。
- お掃除機能なし: 8,500円〜1万円前後(分解が簡単で隅々まで洗える)
- お掃除機能付き: 15,000円〜2万円前後(分解に手間と時間がかかる) 退去のたびにこの差額を払うくらいなら、最初からシンプルなお掃除機能なしを選ぶのが一番のコスト削減です。
2. プロ一押し:三菱・霧ヶ峰の「GVシリーズ」
お掃除屋さんが口を揃えておすすめするのが、三菱の霧ヶ峰。 多くのメーカーが海外生産にシフトする中、エントリー帯でも静岡製作所で作られている信頼のクオリティです。 中でも狙い目なのが業務用の「GVシリーズ」。 量販店向けモデルのような過剰な機能が削ぎ落とされたシンプル設計ですが、耐久性も冷暖房能力も文句なし。プロ向け工具店や型番指定のネット通販で安く手に入ります。
3. 「ドレンパン」が外せるパナソニックやダイキン
霧ヶ峰に次ぐおすすめは、カビの温床になりやすい水受け皿(ドレンパン)を外して丸洗いできるタイプのパナソニックやダイキンです。 中途半端な掃除にならず、奥のファンまで綺麗に高圧洗浄できる構造のエアコンは、結果的に機械自体の寿命も伸ばしてくれます。
むすび
最安値のノーブランド品と比べても、GVシリーズなどを賢く買えば差額は数千円〜1万円程度。 日々のメンテナンス性や退去クリーニング代、故障リスクまで見据えると、この「数千円の差」で掃除しやすく壊れにくい定番機を選ぶのが、一番賢い投資だと感じます。
ちなみに私は、物件用のエアコンを贔屓にしているプロパンガス屋さんの営業担当に頼んで納品してもらいました。値段も業務用工具屋さんの値段とほぼ同じですが、プロパンガス屋さんに恩が売れます。持ちつ持たれつの関係を作っておくことで、自宅のガス代値上げの相談をするときにもしっかり耳を傾けてもらえています。このプロパンガス屋さんとの小さなやりとりの積み重ねが、いざという時に手伝ってもらえたり、価格交渉できたりすることに繋がっています。YES, アイアムTHEドミナント大家!!!
現場からは以上です!(笑)

