ご飯作って見張るだけの日々。無力感の中で手に入れた息子の通知表

中学校に入って1年目の息子の母です。

今年の夏休み、本当にしんどかった。

何がしんどかったって、自分の仕事がまったく手につかないこと。

朝昼晩のご飯を用意して、息子が勉強しているか視界の隅で見張って、宿題やテストの勉強に付き合って。

  • 宿題や塾や部活の予定を忘れる → 「スケジュール帳を作ろう」
  • 数学が難しすぎて親が教えられない → 「塾に行ってみよう」
  • 理解が浅い → 「教科書に沿った、わかりやすい問題集を買ってきたよ」
  • 暗記に飽きる → タブレットに学習アプリを入れて「クイズ形式でやってみたら?」
  • ついつい遊びたくなる → モチベーションを上げるために「行きたい高校に実際に見学に行って、高校生になった自分の解像度を上げてみよう」
  • 暇を持て余す → 図書館で息子が好きそうな科学系エンタメ本を借りまくり、リビングに並べていつでも手に取れるようにしておく

……と、あれこれ手を尽くしながらも、一日が終わるたびに強烈な無力感に襲われていました。

「今日もご飯作って見張ってただけで終わっちゃった」

「私、今日なんの仕事も生み出してないじゃん」

「生産性低いな…こんなダラダラしてて大丈夫かな…」

自分のペースで自分の仕事ができず、他者を休みなく管理・監視し続けるのって、想像以上に疲れます。小学校の先生や刑務所の看守さんって本当にすごいな、と妙なリスペクトが湧くほど、精神をすり減らしていました。

そんな夏を越えて、手元に返ってきた一学期の通知表。

開いた瞬間、まず「うそでしょ……?」という驚きが先に来ました。

9教科中、5教科が「5」で、残りの4教科も全部「4」。先生からの所見にも、日々の授業態度にも、息子の努力がびっしりと詰まっていました。 正直言って、私自身こんな良い成績をとったことなんて一度もありません。

あぁ、無駄じゃなかったんだ。

あの不毛に思えた日々、キッチンタイマー片手に分単位で睨みをきかせ(誤魔化されないように遊び時間や勉強時間を測っていた)、朝昼晩とご飯を作り、買い物へ行き、洗濯して、掃除して、それらの合間に上の空な感じの事務仕事、、、家族のペースメーカーに徹していた時間は、ちゃんと息子の力になっていたんだなと。

そして何より、投げ出さずにコツコツやり切って、この結果を叩き出してきた息子、本当にすごいなと思いました。

今、息子には「ここに行ってみたい」という具体的な志望校があります。

このまま良いペースを保って推薦枠を狙えるならもちろん一番だし、そのための見張り番もサポートも地道に続けていく覚悟です。

でも、別に推薦に落ちたって構わない。

一般受験になろうが、全然別の学校に行くことになろうが、どこだっていい。

最終的に本人が「ここに行きたい」と自分で決めた場所なら、親としてはどこでも全力で応援するだけです。

学校は、あくまで手段で目的じゃない。

「親の伴走で子どもを伸ばす!」みたいなスマートな育児なんて到底できないし、毎日イライラしたり無力感に押しつぶされそうになりながらの綱渡りです。

それでも、4月から夏休みまでの息子の成果物を前にして、今日は少しだけ肩の荷が下りたような気がします。

よし、明日からもまた、愚痴を言いながらご飯作って見張りを続けよう。

タイトルとURLをコピーしました