ネットフリックスで、映画『マネー・ショート』を観ました。
もう、なんてよく出来た映画なんだ!!!と興奮しています。
専門用語が次々と飛び出し、一度では全てを理解しきれない奥深さがありますが、それが逆に「もっと知りたい」という勉強のモチベーションを掻き立ててくれます。
この映画の面白さは、主要な登場人物4人の強烈な個性にあります。私なりに彼らを分析してみました。
マイケル・バーリ:【数値】徹底したデータ主義と孤独な解析者
膨大な住宅ローンの目論見書を一行ずつ精査し、市場の崩壊を誰よりも早く「数字」で突き止めた人物。周囲の非難を浴びても自分の分析を信じ抜く、異常なまでの信念(こだわり?)が凄まじいです。
マーク・バウム:【現場】正義感と懐疑心に突き動かされる憤慨者
ウォール街の腐敗に怒りを抱き、自ら足を使って住宅市場の最前線を調査する泥臭いスタイル。結局実際に現場に行くことが一番信用できる情報が得られるのだと思いました。
ジャレド・ベネット:【取引】抜け目のない情報の仲介者
システムの崩壊を「チャンス」として売り歩く、冷徹で野心的なビジネスマン。感情や正義感ではなく、純粋に利益と機会を追求するリアリスト。「人の褌で相撲を取るプロ」ですね。
ベン・リカート:【経験】世捨て人となった引退済みの賢者
銀行システムに嫌気がさして田舎で畑を耕しながらも、その人脈と経験で若手を導く。市場が崩壊した先に「路頭に迷う人々」がいることを忘れるなという重みのある倫理観が映画を作品たらしめるのに一番大事な「テーマ」を提供して映画の質を格上げしています。
きくちゃんの学び:
この映画を観て、今は現役投資家としてAIバブルに警告を発し続けているマイケル・バーリの苦悩を思いました。
彼は今、「自分の数式ではおかしいはずなのに、市場がその通りに動かない」というジレンマを抱えているようです。
かつての自由競争の時代が終わり、中央銀行が市場をコントロールするようになった今、天才の数式ですら測れない「不条理な市場」に変化してしまったのかもしれません。
難しい用語も多いですが、何度も見返しながら、今の歪んだ市場の中でどう生き抜くかを妄想中です。



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