大阪市北区に本社を構える共栄製鋼は、鉄屑を電気炉で溶かし、建築に必要な鉄骨などに再生して販売するリサイクル鉄鋼メーカーです。
【現在の指標】
- 自己資本比率: 57.8%
- 利益剰余金: 1,460億円
- 有利子負債: 821億円
- 現金同等物: 380億円
- PBR: 0.55倍
- 配当利回り: 3.45%
- 社長:坂本尚吾社長 異業種からの途中入社、営業の最前線からトップに上り詰めた叩き上げ
くぅーーーーーっ!! 見事なまでのお宝シケモク!!!
わたくし、ちょっとタイミングを間違えて決算発表の時期に指値を入れたら、予想以上に下がっちまいました。今、含み損がちょびっと出ていますが……現物(信用じゃない)なので大丈夫です。失敗から学びます。 決算だけでなく、日本政府による円安是正の為替介入の発表とタイミングが重なったことも影響したのかもしれません。
でも、会社自体に落ち度はないので恐れることはないです! さらに“深海”に指値を入れて、落ち切ったらめげずに買い増しします。私がそこまでこの会社を信頼しているのには、以下の理由があります。
■ ビルやマンションの骨組みを支える「鉄筋の王様」 鉄筋コンクリートに使われる「棒鋼(鉄筋)」が圧倒的な主力で、この分野では国内トップクラスのシェアを誇ります。製品の種類をやみくもに広げるのではなく、自分たちの得意な鉄筋作りを極める「選択と集中」の戦略をとっている点が非常に堅実です。
■ 成長する海外市場へ直接乗り込むビジネスモデル 国内の建設需要が少子化などで細っていくことを見越し、人口が増加してインフラ建設が盛んなベトナムや、需要が堅調な北米などにいち早く現地法人(工場)を立ち上げています。「現地で作って現地で売る」ビジネスモデルが確立されているため、海外の成長で国内のマイナスをカバーできるのが大きな強みです。
■ グローバル景気連動株としての爆発力 海外での事業比率が高いため、ベトナムやアメリカの建設需要・インフラ投資の波にうまく乗れれば、大きな成長が期待できます。ただし、海外特有のリスク(為替や現地の景気動向)の影響を直接受けやすいため、業績の波は国内生産100%の東京製鐵などと比べると少し荒くなる傾向があるようです。
とはいえ、この盤石な財務と国内トップのシェア。目先の波に振り回されず、じっくりと長く付き合っていきたい銘柄です。
たぬきチェック:野生の『ドブ板営業たぬき』
さて、ここでお決まりの「たぬきチェック」でこの記事を締めくくりましょう。 「利益剰余金1,460億円」「PBR0.55倍」「配当利回り3.45%」。
はい、出ました! PBR0.55倍という、文句のつけようがないド直球の「泥だらけのシケモクたぬき」でございます(笑)。
先ほど紹介した東京製鐵の社長が、京大文学部卒でスマートにリスクを弾く「鋼の電卓たぬき」だとしたら、共英製鋼の社長は異業種から途中入社し、営業の最前線からトップへ上り詰めたゴリゴリの叩き上げ。私の脳内キャラクターで例えるなら、泥にまみれて世界の荒野を泥臭く駆け巡る「野生の『ドブ板営業たぬき』」です!
その化かし合いのガバナンスとポテンシャルを剥ぎ取ってみましょう。
- 1,400億の利益剰余金を抱えて、海外へ出稼ぎ: 国内で電卓を叩いてじっと嵐をやり過ごす電卓たぬきとは違い、このドブ板営業たぬきは「国内がジリ貧なら、ベトナムやアメリカへ直接行って鉄筋を売りまくってやるわ!」と、自らリスクを取って海外拠点をゴリゴリ動かしています。だからこそ有利子負債も820億円ほど背負っていますが、これは未来の果実(成長)を強奪しに行くための「野生の投資」なのです。
- 株価は一時的な“深海”だけど、出すものは出す!: 現在、為替の介入や決算のタイミングが重なって、株価は一時的に“深海”まで売り込まれています。含み損が出ると一瞬もやもやしますが、配当利回りは3.45%と非常に立派。ただ現金をツボに隠して寝たふりをしているケチなたぬきではなく、営業叩き上げらしく「株主の皆さん、今は海外投資や大手術で株価が冴えなくてごめん!その代わり、この3.4%超の小判で勘弁してな!」という、男気のある還元姿勢が見て取れます。
🎯 最終結論!
東京製鐵が「冷徹な計算と鉄壁の財政で身を守る『鋼の電卓たぬき』」だとしたら、共英製鋼は「ビルやマンションの骨組みをガッチリ支えながら、世界のインフラ需要へ果敢に打って出る『野生のドブ板営業たぬき』」です!
海外比率が高いぶん、為替や世界景気の波をモロに受けて業績のアップダウンは激しくなります。だからこそ市場に警戒されて「PBR0.55倍」という超バーゲン価格で放置されているわけですが、ビジネスの足腰(国内シェアトップ)はコンクリート並みに頑丈です。
落ちてくるナイフを焦って掴む必要はありません。でも、深海に仕込んだ私の指値がカチッと刺さり、海外でのリサイクル鉄鋼ビジネスが再び爆発したとき、このドブ板たぬきはPBR1倍に向かってとんでもない大化け(カタリスト)を見せる可能性を秘めています。
一時的な含み損なんて、ハンターが大きな獲物を仕留めるための前ウサギ(撒き餌)のようなもの(笑)。ホカホカの豆乳コーヒーでも飲みながら、この野生のたぬきが深海からタフに這い上がってくるのを、じっくりと待ち伏せしたいと思います!
ちなみにこの泥臭い鉄筋王の深海指値(今一番底への坂道、2番底はまだ先)が来るのは2028年を予想しています。(シクリカル研究の鉄鋼編をご覧ください)



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