あー、本日はお日柄もよくシケモク日和🎵 シケモクハンターきくちゃんです。
5月です。お外は気持ちの良い青空が広がっています。 もう少し経つと、地獄の暑さと管理物件の草刈りが待っていますが……。 一年で一番過ごしやすい「今」を噛み締めている私です。
さて、5月といえば「ランドセル購入」に最適な時期なのをご存知でしょうか? なぜなら、4月の入学式を過ぎて売れ残ったモデルが、一気に値下がりして市場に出回るからです。
まるで決算後の「利益確定売り」が終わった後のシケモク相場のようです。
私はこの仕組みを使い、長男のランドセルを15,000円、次男のランドセルに至っては新品で8,500円でハンティングいたしました!
「安かろう悪かろうじゃないの?」とお思いの方。 格安で良い品を仕入れるには、タイミング以外にもう一つコツがあります。
それは「素材」を選ぶこと。
「クラリーノ」という素材で検索し、その中の最安値圏から選ぶのです。 最近の小学校はプリントがA4サイズのため、ランドセル本体も昔より大きく、どうしても重くなりがち。 だからこそ、強くて軽くて丈夫な「クラリーノ」は最強の味方なのです。
実は、1970年代生まれの私のランドセルもクラリーノでした。 親子二代でお世話になっているこの素材を作っているメーカー、【3405 クラレ】について調べてみました。
【クラレってどんな会社?】
1. 「世界初」と「世界シェアNo.1」の宝庫 普通の化学会社と違い、他社が真似できない特殊な素材に強いのが特徴です。
- ポバールフィルム: 液晶テレビやスマホのディスプレイに不可欠。世界シェア約8割!
- エバール(EVOH樹脂): 食品パッケージのバリア機能。マヨネーズが腐らないのはこれのおかげ。世界シェア首位!
- クラリーノ: 人工皮革のパイオニア。40年以上経ってもランドセルの主役です。
2. 「祖業」を大切にする現場主義 1926年(大正15年・昭和元年)に岡山県倉敷市でスタートしたクラレは、今年でなんと100年目! 国産初の合成繊維「ビニロン」から始まり、その技術を液晶部材や歯科材料(歯の詰め物)まで進化させてきた、まさに「技術の積み上げ型」企業です。
【財務チェック】
- 自己資本比率: 57%
- PBR: 0.74倍(これぞシケモク!)
- 配当利回り: 3.58%
- 社長: 川原 仁氏。現場叩き上げでドイツ駐在経験もある国際派リーダー。
【最新ニュース:自己株式の消却】
たまたま調べていたら、昨日(2026年5月13日)にホットなニュースが出ていました。 『自己株式の消却に関するお知らせ』です!
これは、会社が買い戻した自分の株を「シュレッダー」にかけて消滅させること。 発行済み株式の約1.89%が消滅します。 つまり、私たちが持っている1株の価値がギュッと「濃縮」されるということ!
分母が減ることで、ROE(自己資本利益率)や1株あたりの利益(EPS)が向上しやすくなるため、プロの投資家からも歓迎されるポジティブな動きです。

【きくちゃんの学び】
親子二代のランドセルから、液晶パネル、食品パッケージまで。 目立たないけれど、私たちの生活に「なくてはならない技術」で世界シェアを獲っている。 しかも財務は盤石で、株主還元(消却)にも積極的……。
めっちゃ良い会社じゃん。 買います。
たぬきチェック:出世たぬき脱皮なう
- 銘柄名: クラレ(3405)
- たぬき分類: 脱皮中のたぬき(人間になりたーい)
【ガバナンスと財務の構造チェック】 自己資本比率57%と安定しており、PBR0.74倍と市場からはまだ「地味な伝統的化学株のたぬき」として割安に放置されている。
しかし、その中身は液晶ディスプレイのポバールフィルム(世界シェア8割)やマヨネーズ容器のエバールなど、世界中で替えがきかない独自のハイテク素材を握る「技術の塊」。 経営陣も川原社長をはじめとした現場叩き上げの国際派であり、身内の都合で株主をないがしろにするような歪んだガバナンスは見当たらない。
【自社株消却と株主還元の姿勢】 2026年5月に発表された「発行済み株式の1.89%の消却」というニュースが示す通り、この会社は現金をツボに隠してお昼寝しているケチなたぬきではない。
買い戻した株をシュレッダーにかけることで、既存の株主が持つ「1株の価値」を物理的に濃縮してくれる。PBR1倍割れという「たぬき(割安株)」の皮を自ら脱ぎ捨てて、市場に評価される「人間(優良成長株)」へと本気で脱皮しようとしている誠実な姿勢が数字に表れている。
【備忘録としての投資戦略】 親子二代でお世話になったランドセルの「クラリーノ」への信頼から始まった企業研究だが、マクロの景気循環とは別に、企業独自の「自社株消却」というカタリスト(株価が動くきっかけ)が綺麗にハマり、足元では幸いにも含み益という形で答え合わせができている。
化学セクターは世界景気の波を受けやすい特性があるため、一喜一憂は禁物。「今は1番底に向かう坂道の途中」という大局観は崩さず、100株の現物はそのまま知識のストックとしてガッチリ維持する。
もし将来、2028年に予測しているようなマクロの2番底(大底)がやってきて、この誠実なハイテクたぬきが再び市場の巻き添えで不当に安く売り叩かれる局面があれば、その時こそ「世界シェアNo.1の技術力」を信じて、さらなる買い増しの指値を検討する基準データとして、この電卓メモを大切に保管しておきたい。



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