「お金の話を正々堂々とできる」――それだけで、不動産投資を始めて本当によかったと思う。

不動産投資を始めて本当によかったこと。それは、「お金の話を包み隠さず、正々堂々とできる経営者や大家の友達が増えたこと」です。

それまでも経営者の知り合いはいましたが、お互いのプライバシーに気を遣い、当たり障りのない会話をするのが常でした。しかし、投資家の友達は違います。みんな、自分が工夫してどれだけ成果を出したかを話したくて仕方がないのです。

1. 普段は「隠れキリシタン」のように生きる大家たち

一般社会において、個人投資家や大家は「金の亡者」「働かずに楽して稼いでいるずるい人」という偏見の目で見られがちです。だからこそ、サラリーマン大家も地主も、普段は目立たないよう静かに生きています。

手堅い投資家ほど、高級車は車庫に眠らせて減価償却を狙い、普段乗るのは小回りのきく軽自動車やエコカーです。ボロい中古物件を回り、ホームセンターで資材を買い、職人さんに指示を出す。 友人の大家なんて、毎週自分のアパートに通って「分別されていないゴミ」を回収し続けたせいで、車が完全にゴミ臭くなっていました(涙)。

そんな地味で地道な日々を送る大家たちが、ひとたび投資家の集まりで顔を合わせると、水を得た魚のようになります。

  • 「どうやって職人を探したか」
  • 「どうやってDIYしたか」
  • 「客付けのコツは何か」
  • 「ローンはどこで引いているか」

もう、みんな話したくてしょうがない。ここで得られる具体的な知識はもちろんですが、何よりありがたいのは、「誰に気兼ねすることもなく、お金やビジネスの話ができる場そのもの」なのです。

2. 世間の「仕事」と「お金儲け」の不思議な境界線

日本の教育は、「大企業で真面目に働き、高額な納税をする人」を育てる仕組みに似ています。そのため、「税金の仕組みを学んで節税する」「ローンを引いてレバレッジをかける」といった話をすると、一瞬で「守銭奴」や「ずるい人」認定されてしまいます。

以前、ある習い事の教室で、自営業の方に不動産投資の話をしたときのこと。 「きくちゃん、最近のお金儲けの調子はどうですか?」と聞かれ、ハッとしました。

普通の仕事は「ビジネス」や「仕事」と呼ばれるのに、投資になった途端に「お金儲け(=ちょっと怪しいこと)」と認識されるのだな、と。それ以来、非投資家にはこの話を封印しています。

3. 大家業は、想像以上に泥臭い「労働」である

私たちがやっている築古戸建ての投資は、実際にはもの凄く泥臭い肉体労働です。

人気のない古い物件は道が狭いため、軽自動車で買い付けに向かいます。リフォーム費用を抑えるため、工務店丸投げではなく職人さんへの直発注。コンビニの駐車場で職人さんに突撃して名刺交換したり、走っているガラス屋さんのトラックを追いかけたり。

庭は大抵ジャングル状態です。木を一本ずつ伐採し、草を刈り、軽トラでクリーンセンターを何往復もする。5〜10月の草刈りなんてエンドレスです。太くなりすぎた雑草を根っこから掘り起こす作業は、完全な土木工事。

入居者様が快適に暮らせる住環境を、自分の手と足で作り上げていく。これが大家のリアルです。これほどの労働を「不労所得」としか捉えられない世界観の人たちとは、確かに住む世界が違います。お互いに干渉せず、静かに生きるのが賢明というものです。

4. 180度違う世界で生きる楽しさ

だからこそ、投資家の集まりに行くと本当に救われます。そこには堂々とお金やビジネスの挑戦を語り合える世界があります。

参加者の年代は20代から70代まで幅広く、資産も数百万から数十億まで様々。一人ひとりのバックグラウンドを聞くだけで、本が何冊も書けそうなほど面白い。

私ももう40代後半。価値観の違う人とは上手に距離を置き、高め合える仲間との出会いに感謝しつつ、等身大で、のんびりと、のびのびと自分の投資を楽しんでいきたいと思います!

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