【前半】農家の嫁のモヤモヤを勝手にプロファイリング!不満の正体は「物理的距離」と「自分の看板」をもたないこと?

シケモク珍道中

夏休みも後半、大学時代の友達が遊びに来てくれました。

友達(40代後半女性・自営業)は20代後半で農家の長男と結婚。10年ほど前にお義父さんが亡くなったのを機に、会社員を辞めて本格的に農業へ合流しました。夫婦二人三脚で設備投資をし、財務を改善し、今や増収増益・順風満帆・堅実経営。とても素敵な夫婦です。

……のはずなんですが、話を聞いているとめちゃくちゃストレスが溜まっている様子。 たぶん彼女は「うんうん、大変だよね〜」とただ共感してほしかっただけだと思います。でも、ご存知の通り、私はそんな人間ではありません。何事も分析して、マネタイズと構造改革に昇華させたくなるマシーン、それが私です。今回も愚痴を聞いて面白くなってきちゃったので、友達の置かれている状況を勝手に分析して、勝手に解決策をブチ上げてみました。

ウホホッ。

1. 夫婦関係:目の前でゴロゴロする夫に殺意がわく問題

  • 現状日常の些細なやり取りで喧嘩腰になりやすいお年頃(お互い40代後半、更年期の足音が聞こえる時期)。特に夏は農家の「農閑期」。友達がリビングのダイニングテーブルで必死に帳簿をつけている目の前で、旦那がテレビを見ながら昼寝してゴロゴロしている。これが本当にイライラするそうです。これ、主婦なら首がもげるほど共感しませんか? コロナ禍で旦那がずっとリビングでリモートワークして「私の居場所と一人時間を返せ」と発狂しかけた全国の主婦たちとまったく同じ構図です。定年退職した夫がずっと家にいて熟年離婚するアレです。
  • 背景の整理じゃあ旦那が悪いのか? いやいや、そうとも言えません。農業は生き物相手の重労働で実質365日休みなし。お正月すら1日休めればいい方です。代々続くプロ農家として若い頃から身を粉にして働き、40代後半になってようやく機械化と人を雇う体制を整えて「一息つけるフェーズ」に到達した旦那さん。体力も落ちてこの猛暑、農閑期くらいダラダラ休むのは当然の権利です。「俺はやるべきことやってんだから、いちいちうるせえよ」と言いたくもなるでしょう。
  • 解決策:月3万でアパート借りて「別居オフィス」を作れ彼女の行動範囲を見たら「自宅+農場+出荷場」のトライアングルに閉じ込められていました。そりゃ旦那が四六時中目に入ってイライラするに決まってます。そこで提案。「近所の格安アパート(月3〜4万のワンルームで十分)を経費で借りて、自分専用の経理事務所にしちゃいなよ」。朝、子どもを送り出したらサラリーマンみたいにアパートに出勤して、夕方のお迎えまで1人で過ごす。仕事してもいいし、お茶飲んで昼寝して友達呼んだっていい。世のサラリーマン夫だって、仕事中に喫茶店でサボったり無駄な飲み会に行ったりして息抜きしてるんです。それが家庭崩壊しないのは「妻の見てない場所でやってるから」。お互いちゃんと働いて結果を出してる優秀な夫婦なんだから、仕事のペースが合わないなら「見えない場所でマイペースにやる」。これ一発で解決です。

2. 子育てと家事:家にいるから家事しちゃう罠

  • 現状14歳の息子(高校受験・部活)と、3歳の息子(チョロチョロして目が離せない怪獣)、さらに大型犬1匹。マルチタスクでキャパオーバー寸前。
  • 解決策家にいるから目についた家事をやっちゃうんです。そしてそれを手伝う・手伝わない・あの時アイツは寝てたで揉めるのです。だから日中はさっさとアパートに脱出して、家にいる時間を物理的に減らすのが一番。あと、14歳の息子! お前だよ、お前!犬の散歩もしくは洗濯や食器洗いや掃除などなんでもいいから自分の身の回りの家事をガッツリ「業務分担」させましょう。何でも親が先回りしてやってあげるより、自分で家事ができる男に育て上げる方が、世のため、人のため、息子の自立のため、そして何より将来のお嫁さんのためです。

3. 経営パートナー:「私のおかげなのに感謝されない」のモヤモヤ

  • 現状10年前に会社を辞めて合流し、借金して農機具に投資し、社労士を入れて財務改善し、ガッツリ利益が出る体質を作ったのは間違いなく彼女の手腕。それなのに、経営が安定してどっしり構えるようになった元々のんびり長男気質の社長(夫)を見て、「私のおかげで儲かってるのに、全然感謝も評価もされてない!」と不満が爆発しています。
  • 問題の本質そもそもですよ、「上司」という生き物は部下に感謝なんてしません。 他人の会社だって、散々こき使って過労退職しても知らん顔する上司がゴロゴロいる世の中です。それに比べりゃ彼女の旦那さんは100倍真っ当ですが、それでも満足できないのが女心。さらに私が「アパート借りなよ」と言った時、彼女は「そんなお金使うなんて、調子に乗ってると思われる……」と躊躇したんです。出た! 私たち就職氷河期世代特有の「自己評価の低さ」と「謎の遠慮」!でもこれ、見方を変えると「自分の名義と自分の金で勝負してないからいつまでも達成感が得られず、夫からの『感謝・評価』という情緒的なご褒美に依存しちゃってる状態」なのでは?だってこんなにちゃんと働いて、こんなにたくさん儲かっているのに月に数万円の経費を自分の仕事の効率化ために使うのを自分で悪く言うなんて変だもの。
  • 解決策:自分の会社を作って「業務委託」に切り替えろ!旦那に「感謝してよ!」と迫るより、さっさと自分の看板を立てた方が100倍早いです。彼女自身が財務管理の会社(または個人事業主)を立ち上げて、旦那の会社から正規の業務委託費としてガッツリお金をもらう形にするのです。

これの何が良いって:

  • 評価が「数字(金)」で見える: 「ありがとう」という不確定な言葉を待つより、毎月きっちり報酬が振り込まれる方がよっぽど正当な評価です。
  • 世帯の税金が減る: 旦那さん一人の手取りでガッツリ高い累進課税を食らうくらいなら、妻の会社に外注費として分散させて所得を分けた方が、世帯全体の手取りが増えて経費も使えます(※ちゃんとした契約形態は税理士に相談必須ですが!)。
  • 自分のビジネスで遊べる: 自分の看板さえあれば、培った帳簿スキルで他人の確定申告を手伝って小遣い稼ぎしてもいいし、旦那の農園で出た「廃棄野菜」をタダで仕入れて、日持ちするジャムや漬物、お惣菜パウチにして売る新事業だって自分の裁量で始められます。

「旦那の態度」や「旦那の顔色」に毎日アンテナを張ってイライラを溜め込むなんて、人生の時間の無駄遣いです。そんなエネルギーがあるなら、自分の会社の利益計画を立ててニヤニヤしている方がずっと健全で楽しい。

不満を相手の「感情」で解決しようとせず、「物理的なスペース(アパート)」「経済的な自立(自分の会社)」という仕組みでぶん殴って解決する。

ただ話を聞いてほしかっただけの友達にはちょっと濃厚すぎる処方箋だったかもしれませんが、同じように家業の手伝いでモヤモヤしている世の奥様方の参考になれば幸いです(笑)。

結構多いよね、こんな自営業妻・・・。

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