中1息子と茨城高専の体験会へ!各系の特徴まとめ&中1理系息子が心惹かれた理由

シケモク珍道中

関東の田舎で二人の男の子を育てながら、築古戸建や低PBRだが優良なファンダメンタルの企業を見つけてちまちま投資しているシケモク投資家のきくちゃんです。

今回は、シケモクJr.(中一兄)をつれて高専(高等専門学校)の見学・体験会へ行ってまいりました。高専とは、中学校卒業後の15歳から入学し、5年間(商船学科は5年6ヶ月)の一貫教育で実践的な技術者を育成する日本独自の高等教育機関です。

我が息子は、私に似て小さい頃からマイペースで、基本的に「過集中」なタイプです。自分の興味があることにずっと浸っていたい人で、夢中になると周りが全く見えなくなります。

対象こそ違って、私が小さい頃から好きだったのはお絵描きや言語、縫い物、料理でしたが、彼は理科や生き物、実験やものづくりが大好きです。でも、この「過集中DNA」は彼にしっかりと受け継がれています。

私自身、雨が降る中ずぶ濡れでおままごとに没頭し続けたり、学校でお絵描きに夢中になってふと周りを見渡すと全校生徒が下校し終わっていた…なんてことが多々ありました。私の息子も全く同じで、小さい頃には興味のあるものを追いかけてしょっちゅう迷子(もはや失踪)になっていましたし、中学生になった今でも、何かに集中していると名前を呼んでも振り向いてくれませんし、ご飯を食べるのすら忘れてしまいます。

そんな息子は、学校での政治や人間関係など、人の顔色を見て動くのが苦手です。自分がいじめられていたり仲間外れにされていても気づかないため、いじめっ子からいいように使われたり振り回されたりする傾向があります。私もそうなんですよね。

私の場合は、英語が好きだったので英語に特化した私立の中高に行ったことで英語に夢中になり、英語の弁論大会に出たり英語エッセイを書いたりすることで救われました。その技術を活かして就職もして、今もそれでご飯を食べています。

そんなわけで、過集中でマイペースな我が息子も、要領が良くて空気が読める器用な人たちと競争したら疲れてしまうだろうから、専門分野に特化して「あの人はXX専門の人だから」と会社の中で専門の地位を確立し、マイペースに生きるのが一番生きやすいと思った次第です。それで、「理系なら高専が、いいんじゃね?」と思ったわけです。

今回訪問したのは、茨城高専です。茨城県勝田駅からバスで5分くらいの場所にありました。当日はうっかり寝坊したり、弟のためのお昼ご飯が入ったガラスのタッパーを慌てて割って時間がないのに片付けたり、時間ギリギリで電車に乗り込んだり、慣れないバスを乗り継いで息子と一緒に迷いながら行ってきました。いやー、なんだか大変だった。

勝田駅からひたち海浜公園方面へまっすぐ東に伸びる、ひたちなか市のメインストリート「昭和通り」(地元では「33m道路」とも呼ばれているそうです)。その道沿いからちょっと入ったところに高専はありました。さすが国立、地域でいちばんの道路に接道している。(どこでも道路付けをチェックする大家病な私。)

高専の門を入ると、10棟以上ものビルが用途別に建っていました。もはや大学。敷地面積は東京ドーム2個分だそうです。(私、東京ドーム行ったことないけど・・・)

体育館に集合した後は、10時から15時までの時間で5コマの枠をいただいて、好きな系の模擬授業を受けることができました。模擬授業の後は、部活動の見学をしました。シケモクJr.は、メカやロボットに興味があるようでしたので機械制御系の授業を4コマ受けて、残りの1コマで電気・電子系の電気自動車試乗会に参加していました。

シケモクJr.(中一男子の息子)の感想

  • 先輩が、話しやすくていい人ばっかりだった 絡んでくるヤンキー的な人やコミュ障の人・高慢な感じの人はいなかった。みなさん効率的な理系の雰囲気だがまるで社会人のように話しやすい方ばかりで、人前でプレゼンや説明をし慣れているのがわかりました。
  • 先生の説明が的確で効率的でわかりやすかった 連絡や説明に誤解やぼんやりした部分があるような、非効率な雰囲気はなかったそうです。
  • 校舎が広くてびっくりした

マイペースな息子がマニアックな模擬授業を受けている間、マイペースな母親の私は、校舎見学ツアーや寮見学ツアーなどに参加をしてハード面からインスペクションをしていました。

投資家&大家・母の感想

校舎が広く、系別の区分けがはっきりしている 私が行った文系の大学とちがって、理系の学校はパソコンや試験機や旋盤機械など系によって使う設備がはっきり分かれるため、建物別に系が分けられている感じがしてとてもシステマティックに感じました。 建物に関しては古いながらも綺麗に使われていましたが、屋上と階段の防水が切れているため外壁のペンキがめくれたり壁に亀裂が入ってきていました。これってつくばの公共の施設もそうなんですよね。「防水工事はXX後にしないといけないって建てた時からわかってるはずなのになぜ予算をわりふらないんだ?」と思うのですが、雨漏りしてひどくなってから申請しないと国って予算を回さない習慣でもあるんでしょうかね?

企業からのお金がしっかり入っている 茨城高専は、2026年ロボコン関東甲信越大会で優勝したそうです。そのロボット部の部室の窓には「JX金属」の文字がありました。未来の金の卵を育てるために部室に出資しているのです。 学食の窓には、「新日本電工」の文字がありました。茨城県鹿島の拠点に金の卵を引き抜くために学食にお金を出しているのです。 そして廊下のテレビにも「扶桑化学工業」など日本の実物産業を支えるさまざまな企業からの会社紹介アピール映像が流れている・・・。本気で生徒を生け捕りに来てるのがひしひしと伝わりました。

それぞれの系の特色とまとめ

1、機械・制御系(M系=Machine)

  • M1: 旋盤などを使い鉄を加工したり、鉄を削る加工だけでなく、「空気抵抗」や「熱」「強度」などを計算し、「どんな形が最も効率が良くて壊れないか」をPC上で設計(CAD)することも大きな柱です。今回の授業体験でJr.が最も心惹かれた「空気抵抗を考えて形を作る」というプロセスをやっている系です(例:ロボットの体を作る)。三菱などの企業に就職するようです。高専の中でももっとも男臭いガテンな系の印象。
  • M2: ロボットの制御(脳味噌部分)をつくる系。脳味噌(プログラム)からの命令を伝える「神経(センサー)」や「筋肉(モーター)」をつなぎ合わせ、機械に命を吹き込むシステム全体を構築する分野です。

2、電気・電子系(E系=Electric) 例えばどんな仕事があるかと言うと、電気自動車などを構成するユニットを作っていきます。電気を作って送るダイナミックな「強電(発電所やインフラ)」と、スマホや半導体製造装置の内部のように細かい回路を扱う「弱電(電子回路)」に分かれます。日本のモノづくりやハイテク産業の「絶対に代えが効かない根幹(ハードウェア)」を担う心臓部です。

3、情報系(I系=Information) プログラミングをしたり、ハッキングと戦ったりする(サイバーセキュリティ)系です。ソフトウェア開発やセキュリティに加えて、現在のトレンドである「AI(人工知能)の開発」や「ビッグデータの処理」「ネットワーク構築」もここに入ります。「PCという空間内で最先端のシステムを組み上げるエンジニア」です。噂では、卒業生が就職先のJAXAで初任給1600万円だったそうです。

4、化学・生物・環境系(C系=Chemical) 化学繊維を作ったり、病気の原因となる物質の研究をしたり、リサイクルのための仕組みを考えます。他の系が「物理や電気」を扱うのに対し、C系は「目に見えないミクロな分子や細胞」を掛け合わせて、全く新しい素材(それこそ扶桑化学工業の超高純度コロイダルシリカのようなもの)や薬を生み出す錬金術のような分野です。白衣を着て実験室でコツコツ研究するスタイルが多いため、理系女子からの人気が圧倒的に高く、国立大学の理学部・農学部などへの進学率が高いという背景があります。高専生の中でも「お勉強ができる子」が行く系という印象だそうです。

まとめ

行ってみて理解が深まりとても良かったですが、逆に具体的な系の違いとか、受験についてなど知りたいこと知らないことも増えました。来月には2年に一度の文化祭もあるそうですので、行ってみようと思います。

東京の高専にも見学に行ったり、いろんな高専をチェックしている親御さんもいるみたいでした。ご両親が高専出身という方もいらっしゃるようでした。

私の息子が結局どこの高校に入るかは、わかりません。本人が心から望むなら別にどこの高校に行ってもいいと思います。でも、短いようで長い中学3年間の勉強を、なんとなくまわりの生徒と競争したり親や先生など周りに評価されたりするために「自分を殺して他人の評価を得るために無理して頑張る」のではなく、「僕はXXになるんだ」とか「僕はXXの仕事がしたいから」という具体的な「僕の未来の目標のため」に費やしてほしいと願うばかりです。

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